倉庫に収納する商品に合わせて設計する
倉庫設計は何を収納するのかを具体的に決めてから始めるのがコツです。倉庫に収納する商品の大きさや数量によって求められる仕様は異なります。例えば、大型機械を大量に格納する場合と、段ボールに詰めた加工食品をいくつか保管する場合では求められる大きさに違いがあります。基本単位のサイズにも違いがあるので、スペースの取り方や棚の選び方も商品に合わせて検討しなければなりません。大型機械であれば保管環境の管理がシビアではないこともありますが、加工食品の場合には4度以下で保存などといった条件が決まっていることもあるでしょう。商品が決まらなければ倉庫設計を具体的に決めることは難しいので、まずは収納したい商品をリストアップしましょう。
在庫を考慮して出し入れの多い商品を手前に置く
倉庫の設計では使い勝手の良さを考えることが重要です。出し入れの多い商品は入庫口や出庫口から近い位置に保管できるように設計しましょう。例えば、加工食品では毎日製造して出荷している商品もあれば、倉庫に在庫を抱えていて月に数回程度の出荷対応をしている商品もあります。出荷頻度が高い商品は倉庫の出庫口に近い位置に配置し、在庫を長く持つ商品は倉庫の奥の方に収納すると効率的に現場作業ができます。商品をリストアップしたらそれぞれの製造計画、出庫計画を確認して配置を検討しましょう。倉庫は長期的に使用するので、ある程度の柔軟性を持たせるのも大切です。全体的に余裕を持たせておくと在庫数の増減にも対応しやすくなります。
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